谷津干潟(千葉県習志野市)にて、家族で『生きものウォッチングと秘密基地づくり』を楽しもう!というツアーを行いました。ツアーの数日前から雨が続き、当日もあいにくの雨!南船橋駅から傘をさして、自然観察センターへと向かいます。観察センター到着後、レンジャーの方から、谷津干潟・双眼鏡の使い方の説明を聞いたのち、谷津干潟ビンゴ(生きものウォッチング)が始まりました。
- レンジャーさんからの説明
- 施設の中からウォッチング
双眼鏡は落とさないように首から下げます。レンジャーの方が見やすく設定してくださった望遠鏡は、双眼鏡よりも遠くにいる生きものを見ることができました。途中、カウンターを使って干潟の柵の手前にいる鳥の数を確認しました。(150羽以上の鳥を確認することができました。)
そして、いよいよ干潟へ行きます。なんと!雨は上がっていました!!!
実際に干潟の柵の直前まで行き、水面を観察しました。この日は朝早くに、1,000羽に近いカワウの大群がいたそうです。まだ干潟で寛いでいたカワウを見ていたところ、カワセミが隠れているのを発見!(残念ながら写真は撮れませんでした)その他にも、アオサギやアカクラゲを見ることができました。
- 巻貝・二枚貝の観察
- 海から谷津干潟へ海水が入る地点
みんなで記念撮影。
自然観察センターの中は、生きものがたくさんいました!
- かえるの卵も発見!
- 干潟で見れた生きものについての振り返り
休憩タイム:午前中のプログラムが終了し、ほっと一息。
午後は、お待ちかねの『秘密基地づくり』。まずはレンジャーさんから説明があり、その後、みんなでどんな基地を作るか作戦会議をします。(基地を作る場所は、大きな木がたくさんある林の中。落ち葉や枝もたくさんある静かな場所です。)
みんなで決めた基地は・・・。
①20人入れる大きさ②入口は狭く奥行きのある形(とっくりみたいなイメージ)③テーブルと椅子を用意し、基地の中で過ごせるようにする。という『セントラル基地』です。
目標が決まったとたん!みんなの気持ちが一つの方向へ向かっているのがわかりました。
★STEP1
まずは材料をみんなで集めよう!
ネットや紐、ロープなどの材料を作業しやすい場所に運んだり、囲い用の長い枝を探してきたり・・・。大きなかごを一人で運ぶ!長い枝を一人で運ぶ!みんな力持ちです!
★STEP2
木を柱にみたて、木とと木の間に枝を渡し基地の骨組みを作ります!
★STEP3
ネットを張る(枝とネットを紐で結ぶ作業。たるまないようにきっちりと!)
★STEP4
ネットを枝や枯葉で覆う!
レンジャーの号令の中、みんなだんだん無口になってきました。ネットが重さで落ち込まないよう、枝やネットを支え合ったり、紐をつなげて長くしたり、枝が短ければ、長い枝を探してきたり。周りをみながら必要なことを判断し、大人も子供もすぐに行動に移していきます。
みんなの集中力が高まり、手分けをして、少しずつ形を作っていった結果・・・。どんどん基地は出来上がっていきました。
ネットを枯れ木・枯草で覆います。
屋根を作り、枯葉をのせます。高い所は大人の力が必要でした。
入口からみた中の様子です。20人が入れる広さになりました。
基地の中のテーブルと椅子。ちょうどいい木を探し運び込みました。
『セントラル』の看板をつけて、ついに完成!
木と枝と葉、紐とネット、みんなの心を一つにして作った、世界に一つしかない秘密基地です。
秘密基地の前で、ガッツポーズ!やったね!
<おまけ>レンジャーさんが、ハンモックとラダーを作ってくれました。
<ご参加された方の感想>
◆大変楽しかったです。特に秘密基地には終わった後もずっと興奮してました。
◆なかなか気づかない子どもの成長を今回気づきました。 色んな事にチャレンジさせる機会を増やそう、自然に触れ合う経験をさせたいと思います。
◆親では難しくて提供出来ない体験や学びがあった点が良かったです。
◆子どもが思っているより他の子と積極的に関われていたこと。たくましく基地作りをしている姿が頼もしかった。
またのご参加をお待ちしております!
<4月12日(土)現在情報>
谷津干潟にて大人向けのバードウォッチング情報があったので、みんなで作った秘密基地がどうなっているか、見に行ってきました。10日たって、崩れているかと思いきや!
みんなが作った時の状態で、秘密基地は待っていてくれました!
『明るく仲よく元気よく』鳥もいましたよ!楽しかった思い出がよみがえってきました!